過ぎゆく夏を感じ、ありし日の金魚すくい大会を思い出す
金魚すくい、LONEな私。
ある日、駅の広告ポスターを見て全国金魚すくい選手権なるものがあると知り、「面白そう!やりたい!」という衝動のままに行動したひと夏の思い出話。
金魚すくい好きが高じて…
アンニョンハセヨ!みりょんです。
※自己紹介はこちら→【はじめまして、みりょんです!】
おとといの夕方から、鈴虫の奏でる音楽が聞こえてきました。
あぁ、そう言えば朝晩の暑さが少し穏やかになりつつあるな〜
夏がそろそろ旅支度を始めたようです。
ふと、20代前半の頃に興味本意で飛び込んだ「金魚すくいの世界」を思い出したので、その時の体験を書き綴ってみようと思います。
私は幼い頃から金魚すくいが大好きでした。
お祭りで金魚すくいの屋台を見つけると、真っ先に飛びついておねだりする程。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉の通り、やればやる程たくさん金魚がすくえて楽しくて、また好きになって…の繰り返しでした。
中学・高校生くらいになるとお椀いっぱい溢れる程の金魚をすくえるようになりましたが、ある時そんな状態のお椀から金魚が一匹「あばよっ!」と元気に飛び出したのを見て「あ~もう充分楽しんだかな~」と満足したのでした(^^)
さて、その後。
社会に出て働きだした20代前半の頃。
通勤でいつも利用していた駅の掲示板に金魚のイラストが見えた気がして足が止まります。
\ 大和郡山市 全国金魚すくい選手権大会 /
大会の告知と参加選手募集のポスターでした!
へぇ〜大和郡山(奈良県)が金魚で有名なのは知ってたけど、金魚すくいの大会があるのは知らなかったな〜
そんな事を思いながら目を通していくと、一番下の内容に釘付けに!
「ボランティア審判員募集中!」
えっ審判員?!選手じゃなくて??
えっ1日講習を受ければ誰でも免許貰える???
何ソレ面白そう!!!ヾ(o´∀`o)ノ♪
…こうして、金魚すくい好きが高じてみりょんは唐突に金魚すくい大会の選手…ではなく、審判員になるのでした。笑
金魚すくい大会の審判員になるまで
さて、「金魚すくい大会の審判員に、俺はなる!!」と即決してからの行動は早かった。笑
確か当時は電話かメールで応募を受け付けていて、メールを送ったような…
この辺りの記憶はおぼろげ。。。(^^;
そして応募から数日後、メールもしくは封書?ハガキ?で詳細が届いたような…
キ、キオクガー(^^;
ポスターにも書いてあったように、審判員になるには大会会場付近の施設で行われる講習会に一度だけ参加すること。
講習会当日、ワクワクしながら近鉄電車に乗り、駅からすぐの施設に入って用意された席に座った瞬間、一気に緊張したのを覚えています。笑
自分以外にも複数名、年齢も性別も様々な人達が集まっており、他にも応募する人がいたんだな〜と思ったりしました。
講習会では予め席に置いてあった大会の資料を皆で一緒に読み進め、当日の流れや審判方法を学び、審判員用のスタッフTシャツと免許証を受け取りました!
(現在は免許証の配布は無いようです)
このスタッフTシャツが可愛くて可愛いくて♡
大会が終わった後も外出着→部屋着→パジャマ…と長年愛用し続けましたね〜懐かすぃ〜
当日はこのTシャツとジーパン、スニーカーというスタイルで家から会場へ向かうのでした。
大会当日、審判員のお仕事
さて、大会当日の記憶。
全国から集まった金魚すくいの強者達の闘いを公平なジャッジで捌いていきます!
…と言っても難しいことはなく、選手がルール違反をしていないかどうかチェックするだけ。
審判員は各水槽に複数名配置され、主に下記のルールを確認します。
- ポイの柄の部分を持っているか
- 壁すくい、流し込みをしていないか
- 片手でお椀を持っていないか
最新の大会(第28回)競技ルールを確認すると他にも注意事項はありますが、3分間の競技中はこの辺りがチェックポイント。
※壁すくいとは、水槽の壁面を利用して金魚をすくい上げること。
※流し込みとは、お椀を水面ギリギリまで沈めポイを水面から出さずに金魚を流し込むこと。
選手の皆さんはスポーツマンシップに則り、きちんとルールを守って真剣に勝負されるのでほぼ問題なし!
ただ、白熱し過ぎてつい空いている方の手でお椀を掴んじゃう人もいましたね~笑
その場合はすぐに「反則行為」として選手へ注意。
3回反則になると競技停止となり、その時点での金魚の数が計上されます。
私が担当した水槽では反則行為はなかった!…と言いたいところでしたが、お一人だけ片手でお椀を持ってしまう選手がいて2回注意するも、3度お椀を持ってしまったので肩ポン★…の直前に終了のアナウンスが流れた、という経験があります。苦笑
個人戦は当時ひとつの水槽に3名(現在は4名)、団体戦は6名(2チーム)で行われますが、私は午前・午後と個人戦のみジャッジし続けました(^^)
会場の雰囲気は?というと、すっっっごく盛り上がってます!!!
施設自体もそうですが音響設備が良いし司会進行がしっかりしている&応援の皆さんの声が活気づいているので、審判してても会場の雰囲気が心地いいんですね~♪
特に第1回大会からずーっと司会を担当しているタージンさんの軽快なトーク!!
なんであんなに途切れることなく一定のリズムで面白いことが言えるの?!
リスペクト~~~(*´▽`*)
初めてリアルタージンさんを見て、「うわぁ~タージンさんだー!」と感動したのも良い思い出。笑
お昼休憩時はスタッフ控室でお弁当とお茶をいただき、表彰式~割り振られた最後の片づけまで行って任務達成です。
審判員をやってみて思ったこと
駅でたまたま見かけたポスターに惹かれ、面白そう!やってみたい!という勢いで飛び込んだ金魚すくい大会の審判員でしたが、ひとことで表すと「楽しかった♪」(^^)
レベル41になった今は「面白そう~」と思っても、あの頃より少~しアレコレ考えてしまうようになっちゃいましたが…
飛び込んだ先は新しい体験が待っているものですね~
審判員をやったことでまた金魚すくいをやりたい!と思い、夏祭りでは屋台を探してチャレンジするようになりましたし、競技大会では見られない黒出目金がより愛らしいと感じるようになりました。
この記事を書きながら当時感じた気持ちも思い出したので、これからは初めてチャレンジする機会があるモノは頭で難しく考える前に思い切ってやってみようと思います!
…ちなみに審判員をやった翌年、「また審判員やりませんかー?」というお便りが届きましたが、予定が合わず丁重にお断りしましたとさ★
最後に、この記事を読んで金魚すくい大会に興味が湧いた方へ。
選手・観覧者として参加するのも、ボランティア審判員をするのも無料。
今年の大会は2023年8月20日(日)なので既に応募は締め切られていますが、ぜひ来年エントリーしてみてください♪
\ 大会公式ページはこちら /
あ、そうそう!
奈良県在住の皆さんは全国大会に出る前に奈良県の予選があるのでファイティンですっっ!!